カメラマンと被写体の価値

 

今日は、ストーリーでこんなアンケートをさせていただきました。有償・無償の話に関係している話題なんですが、カメラマンと被写体のお互いの価値とは?という話です。結構ここのバランスが違うというか割れているということは、予想を裏切ってきた結果でした。

それもそのはず、そもそもここの感覚がずれているとトラブルの原因になり得ますよね。

僕の中での回答も一応あって、「写真」「ビジュアル」になります。あ、お前なら人間って言いそうなもんなのに、いつも人対人じゃんって言ってるのに!と怒られそうですが、今回は提供できる価値という話です。価値はすなわち濃度の差はあれ、人が手に取る、お金や時間をかけても手にしたいものという値です。

カメラマンの価値で一番集まった「人間」ですが、これは広く人間性と捉えています。人間と答えた方は、カメラマンであれば写真よりも人間性を売りにしてる人と僕は解釈します。正直いいことであると思います。人間的にできている人それだけで世界は平和ですよね。でもちょっとだけ考えてみたのが、人間が良いだけで他人は価値としてお金を払ったりしますでしょうか。僕らカメラマンが提供するのは人の良さでしょうか。

そういう意味も含めて、僕らが被写体さんやクライアントに全力で価値を訴えかけられるのは、「写真」だと僕は思っています。

次に被写体側ですが、こちらも「人間」が多かったです。僕は「ビジュ」で回答してますが、人間が大切じゃないかどうかと言われればめっちゃ大切です(笑)楽しく撮影できないと次は依頼受けないと思います。ただ、こちらも価値の話であればやっぱり「ビジュ」かなと思います。僕自身は相互無償でばっかり撮影をしてますが、もし撮りたい作品が固まって、それに合致するビジュを持つ有償被写体さんがいるのであれば間違いなく費用を捻出すると思います。

もちろん理想論で言えば「人間」「人間」かもしれません。特に一度目ではなく二度三度目の撮影であれば、人間的な好みが特に発生しやすく最初は、僕のような回答でも変化していくのは容易に想像できます。

ただ、根底を履き違えてしまうとちょっとあらぬ方向に活動が行ってしまうので、皆様に聞きつつ僕なりの確証を持っていけたらと思っての投稿でした。結局は何にプライドを持って活動できるかだけの話なんですが、カメラマンであればやっぱり写真、被写体であればビジュこれは切りたくても切れない価値になると思います。また、時間を売るという考え方もビジネスライクで好きです。

余談ですが、うちのパートナー被写体さんに聞いたら「人間」「人間」でした。なんとまぁ綺麗な答えと思ったんですが、僕も彼女に聞かれて回答するなら「人間」「人間」になると思いました。なんで、アンケートとった割に想像する対象が変わると答えが変わるというあんまり意味のないアンケートだったのかもしれません。ぶっちゃけ回数重ねると根底の価値が担保されているので、その他の価値が見えてくるのかもしれません。

最近は、相互無償の話題が持ちきりで、カメラマンとしての価値はどこにあるんだろうかと考えての行動だったのですが、もしかすると今から撮る撮影でお互い求めている価値が違うのであれば、しんどい撮影になるかもみたいなこともあるかもしれません。価値と目的は表裏一体です。

実はこのアンケートでもしかしたら、同じ価値観でいる人が撮りやすい説みたいなものが提唱できたら〜と思っていたのですが、僕と同じ結果の人は1人しかいませんでした(笑)この説は無かったことにしましょう!

PS.追加あって3人になったよ!やったね(涙